気ままな旅にとりつかれた私は、数日間でどこかへ行きたくなり日本地図とにらめっこをしていました。
夏も終わろうとしており、秋の紅葉の季節にはまだ早い頃でした。
日本地図を見ていると、どうしても「端っこ」に行きたくなる私は、子供の頃にも行った事のある能登半島に行ってみようと思いました。
能登半島
金沢の忍者寺
子供の頃、忍者寺に来た事がありどうしても寄って見たくなりました。
相変わらずの名調子の案内をしていただき、楽しく見学することができました。
昔は、現代のような照明ではなく、薄暗い部屋であるがゆえの仕掛けであると言われましたが、なかなかどうして本当によく考えられた建物でした。
軍艦島(見附島)
能登半島を思い出し、あたまに浮かんでいた風景は、「軍艦島」の夕暮れでした。
軍艦島(ぐんかんじま)は見附島(みつけじま)という島で、石川県珠洲市にあります。
能登半島の先端の少し手前、内海にある奇妙な形をした島です。
島は軍艦の如く、先端が尖っています。そして、その先端は海岸の方を向いて立っているのです。
はじめて見た時、その海岸の穏やかさと島の雄大さがとても印象に残りました。
そして、今回も夕暮れまで軍艦島を眺めて、さいはて気分を味わっていました。
その夜は民宿に泊めていただき、海の宿ならではのごちそうをいただきました。
禄剛埼灯台
翌朝は散歩をすませて、恋路海岸を眺めてから能登半島の先端に向かいました。
そこには禄剛埼灯台があり、端っこならではの景観が眺める事ができました。
見渡すかぎりの海、白い灯台がとても達成感を感じさせました。
本当は、ここまで来たら帰るつもりだったのです。
ここまできたら、引き返すのではなく
「ぐるっと一周!」懲りない性格です。
輪島へ
禄剛埼灯台から、今度は能登半島の北側の海を眺めながら、輪島へ向かうことにしました。
輪島は、輪島塗りと朝市が有名ですが、わたしの記憶に今も残るのは「輪島きりこ会館」です。
勇壮な祭りを開催される時は、さぞやきれいだろうなぁ~と思いました。
御陣乗太鼓
目の当たりに見た事はありませんが、小さい頃から好きでした。
太鼓の叩き方や、迫力のある面に、一度見たら忘れられないと思います。
能登金剛へ
輪島の朝市を観光し、次に向かったのは能登金剛です。
いろんな変わった岩や断崖があると聞いては、行かないわけにはいきません。
石川県羽咋郡(はくいぐん)にあり、日本海の荒波が作り出した景勝地です。
その風景は、独特のもので遊覧船で海から眺めるのも良いと思います。