秋は、あっという間に終わりを告げます。
紅葉や黄葉の一番綺麗な時期は、長くは続きません。
夕暮れもどんどん早くなっていき、寒暖の激しさも日に日に増していきます。
カラマツの落葉
秋の終わりを感じさせるのは、山を黄色に染めていたカラマツが落葉しはじめる頃です。
カラマツは、針葉樹なのですが落葉します。
その黄葉を見て、山吹色とはこれなのかな?と思わせてくれました。
カラマツは太陽の光があたると、まるで輝いているように見えます。
金色にきらきらと光り、秋の終わりを告げているようでした。
リンゴの収穫
そして、秋の終わりはリンゴの収穫時期でもあります。
最後に収穫するリンゴは「ふじ」です。
春から一生懸命手間暇かけて育てたリンゴ農家の方にとって、一番大変でうれしい時期だと思います。
しかしながら、リンゴの収穫時期は朝晩の冷え込みがとても激しく、その作業はとても大変だと思いました。
ひとつひとつ丁寧にリンゴを採り、かごに入れてから屋根のない軽トラックで選果場に運びます。
リンゴの大きさで仕分けして箱詰めし、運ばれて行きます。
しっかり蜜の入ったおいしいリンゴをリンゴの木のそばで食べた日がなつかしい。
冬の訪れ
私にとって、冬がもたらしてくれるありがたいもの、それは雪です。
各地で雪の便りを聞く様になると、わくわくする気持ちを抑えきれなくなります。
天気予報で「西高東低」と聞くとうれしくなります。
雪は楽しみでもあり、苦労でもあり、生活の糧でもありました。
除雪もしなければいけませんし、スキー場で働くためには雪がなければいけません。
ある場所では雪を除雪し、スキー場では雪が必要、、、おかしなもんです。
ある朝起きたら一面の雪景色。
それはそれは感動的な光景です。
スキーの楽しみ
そんな冬の前触れを感じる時、私の頭の中はスキーの事ばかりでした。
よく雪を求めて、遠くまで滑りに行ったものです。
スノーマシーンとスノーガンがゲレンデに雪を吹き付ける中、楽しくて仕方のない私は、黙々と一人で滑っておりました。
ある時は、スノーガンが吹き付ける場所でこけてしまったりしました。
このまま立てなければ雪のかたまり、立っても動かなければ樹氷になるなぁ~などと考えてました。
息子も何年かしてスキーが上手になり、一緒に滑れるようになりました。
その頃が一番楽しかったと思います。
なんでもそうですが、上達が目に見えてる頃が一番おもしろいものです。
その息子が、今では私以上にスキーやスノーボードにはまっています。
しかし、残念な事に、年々温暖化の影響からか雪が降らなくなってきました。
大自然の中で出来る、このすばらしいスポーツをもっと続けたい。
さてさて、今年の冬はどうなるでしょうか?
神様にお願いするしかありませんね。