音楽は、人の心を豊かにします。そして、その豊かになった心は、その人の生活を豊かにし、その人の人生をも変えると私は信じています。
昔よく聞いていた歌や音楽、久しぶりに聞くと「その頃」に戻れると思いませんか?
その時の風景や情景がよみがえり、とてもセンチメンタルな気持ちにさせてくれます。
映像とは違い、音楽は「音」だけなので、よりその人のイマジネーションを豊かにさせますし、何度聞いても色褪せません。
楽器に触れるすばらしさ
小さい頃クラシックに接する機会が多く、楽器に興味もあった為ヴァイオリンを習っていました。
とにかく楽譜が嫌いで、先生の弾く音を耳で拾っては、適当に弾いていました。
ところが、ヴァイオリンの大きさが子供用の小さなものから、大きいものになり、音もしっかりしたものになった事、自分自身の身体が大きくなった事などから、大きくなったヴァイオリンの音色が好きになり、楽譜も勉強し頑張るようになりました。
オペラのすばらしさ。オーケストラとの迫力と繊細さ
オペラを観に行く事が時々あり、小さな子供には退屈な時間でしたが、ストーリーの予備知識があると、段々その世界に引き込まれて行き、楽しく観れるようになりました。
小さい頃、両親に連れられて行くオペラが、いまとなっては貴重な体験だったと思っています。
水の都ベニス、ゴンドラで聞いたカンツォーネ
ゴンドラに乗るのが幼い頃からの夢でした。
映画「リトルロマンス」でも紹介されましたが、とてもロマンチックですばらしい風景でしたね。
私がベニスに興味を持ったのは、この地はいつか沈んでいってしまう運命にあるとテレビのドキュメンタリーで聞いた時でした。
ならば、いつかその地が沈む前に行ってみようと思いました。
なかなか物価高な観光地で、しかも移動手段も限られており初めてのヨーロッパ旅行では実現できず、二度目にヨーロッパを訪れた時、念願叶ってベニスを観光、ゴンドラにも乗れました。
ゴンドラの上でカンツォーネを聞きましたが、その情景は時々目に浮かびます。
個人的には、小雨の中ベニスの夜を散策したのが想い出に残っています。
クラシック音楽になつかしさを感じる
子供の頃にあまり好きになれなかったクラシック音楽ですが、最近では、興味を持って聞いています。
いまだに、あまり詳しくはありませんが、若い頃のように「あんまり好きになれないな~」という気持ちではなくなりました。
それは、やはり「その当時にタイムスリップ」できるからで、そこに広がるいろいろな情景を楽しめるからです。
音楽はやはりすばらしいものであり、毎日を楽しませてくれます。
私の疲れのバロメーターは「音楽を聞かなくなる時」であり、音楽を楽しめている間は、健康なのかもしれません。