小さい頃、冬の越前海岸に行った時のイメージがいまだに抜けません。
その後、何度か訪れてはいるのですが、あの時の波の荒々しさには出会えません。
その時は、荒れ狂う波と風が海岸沿いの道路にまで押し寄せていました。
その激しさには、美しさをも感じ自然の凄まじさを体感しました。
そして、春には水仙が一面に咲いてたイメージがあります。
いずれも、小さい頃だったので記憶が膨らんでいるのかもしれません。
日本の風土には春夏秋冬があり、本当にさまざまな姿を見せてくれます。
越前海岸
呼鳥門
呼鳥門(こちょうもん)は、越前海岸沿いの大きな岩です。
昔は、全国で唯一の国道が通る天然のトンネルとしてクルマが通っていました。
その岩は、勿論海からの波風も受けとめてくれ、その雄大な光景に感動したものです。
今は、風化と共に新しく山側にトンネルが出来、当時とは変わってしまってますが、昔ながらのトンネル部分は遊歩道として残っています。
そして、呼鳥門に出来たトイレが凄いので、興味があれば是非行ってみてください。
広すぎて落ちつかないかもしれません。
越前ガニ
当時の福井には、行商のおばさんが来ていました。
たしか、三国の方から来られてたと思います。
その行商のおばさんのおかげで、おいしい越前ガニを食べる事ができ、以来大好物となりました。
行商のおばさんは、「セイコガニ」とか「ズボ」と呼ばれるカニを持って来てくれました。
「セイコガニ」は「ズワイガニ」のメスで小さいですがとても美味しいです。
もちろん「ズワイガニ」の方が立派なのですが、お値段的になかなか口には入りませんでした。
九頭竜川 ・日野川 ・足羽川
九頭竜川(くずりゅうがわ)には九頭竜ダムがあります。
上から眺めると、目まいがしそうなスケールです。
ダム湖(人造湖)もあり、なかなかの景観です。
九頭竜川の支流に日野川、日野川の支流に足羽川(あすわがわ)があります。
足羽川では、桜がきれいだった事や花火大会が開かれていた事をおぼえています。
永平寺
永平寺(えいへいじ)は曹洞宗の大本山です。
福井市内や高速道路のI.C.からも比較的短時間で行けます。
全国各地に有名なお寺がありますが、永平寺もその中の一つです。
何度訪れても良いなと思える理由の一つに「樹齢?年」という大きな樹木を見られる事です。
その「大きな樹」がたどってきた年月を勝手に想像してしまいます。
ひんやりとした空間に身を寄せる時、おごそかというか独特な雰囲気を感じ、こころが洗われるように思えるのです。