旅にはいろんなスタイルがあるので、人それぞれです。飛行機・船・列車など、クルマやバイク、自転車やひたすら歩く、ヒッチハイクなんてのもあります。
そして、来年はクルマの免許をとり、もう一度いろんな場所をめぐりたいという事。当時の私には、クルマで旅行がしたいという事だけでした。
目指すは北海道
はじめての北海道旅行で痛感したことは、クルマなしではなかなか思うように行かないという事でした。
クルマという乗り物に対してあまり興味のなかった私に、ある日突然クルマの重要性を感じさせた北海道旅行、今はとても感謝しています。
それからの一年は、ひたすら旅のガイドブックやら旅行会社のパンフレットやらを集め、寝ても覚めても北海道一色。
旅行資金の為のアルバイトもなかなかつらいものでしたが、今ではなつかしくよい思い出です。
クルマの旅なら宿泊費が楽になる
私の旅にクルマが不可欠だったのには、もうひとつ理由がありました。それは、宿泊費かせぎです。
毎日、宿泊施設に泊まる訳にもいきません。
また、北海道の端から端まで回るには当時はナビなんてものはなく、どれくらいの日数がかかるのか予想がつきません。
当時の学生の利用する安い宿泊施設というのは、ユースホステルや民宿に泊まるのが一般的でした。ホテルに泊まるなんてのは、夢のまた夢です。
かくして、二度目の北海道旅行が実現したのでした。
快適なフェリーの旅
フェリーで小樽に着き、いざ北海道。前回は足で第一歩でしたが、今回は「タイヤで第一歩?」です。
まずは、積丹半島(しゃこたんはんとう)に向かいました。名前のユニークさもさることながら、いろんな岩が見られる半島でした。
まず一日目に思った事、距離感は地図で見ているのと実際に走ってみるのは大違いということでした。
そこで、私がとった最初の無謀行動にでました。
このまま、行けるとこまで行ってしまおう!
現在の私の性格にもそのような行動パターンは消えてはいません。はたまたよほどうれしかったのかわかりませんが、普通の人からは信じられない行動だと思います。
夕方に札幌で食事を済まし、夜を徹して走ることにしました。
ひたすら北へ走る!
どこまで行けるかわからないけれど、途中で考えよう。まさに「きままで自由な旅」と言えるかもしれませんが、なんと無謀な旅でしょう。
本来であれば、札幌で一泊する予定だったのですが、なかなか宿泊代も高く、旅慣れてるわけでもなく。正直、未知の土地に行きたくて、うずうずしていたのだと思います。
しかしながら、北海道の道のりはそんなに甘くはありませんでした。