信州と山梨県の境には八ヶ岳山麓を楽しめるエリアがあります。
交通のアクセスも良く、中央道に加えて上信越道もあり、新幹線を利用すればあっと言う間です。
小海線を使ってのんびりするも良し、クルマで爽快に走るも良しです。
小淵沢
山梨県の北部の小淵沢は、南アルプスと八ヶ岳の眺望がすばらしく、富士山も見えます。
本格的な乗馬が出来るところとしても有名です。
そして、このあたりも寒暖の差が激しいので秋の紅葉は見事です。
信州への鉢巻道路(はちまきどうろ)を初めてクルマで走った時、まるで夢を見ているかのようでした。
八ヶ岳高原ライン
小淵沢から清里へ向かうには、この道路をお勧めします。
八ヶ岳が迫ってくる景観と南アルプスや富士山を眺めながらのドライブには最適です。
この道路のおかげで、小淵沢~清里の間が楽しくてあっと言う間です。
まきば公園
八ヶ岳高原ラインで清里に近づくと右手にまきば公園が見えてきます。
この公園は、八ヶ岳南麓に位置し、動物達とのふれあいも出来る公園です。
是非、クルマを降りて景色を楽しんでください。とても広々としていて山の中とは思えない解放感です。
清里
小淵沢から小海線に乗ってしばらく行くと清里があります。
ポール・ラッシュ博士が創設した清泉寮があり、清里のシンボルです。
乳牛と言えばホルスタインが思い浮かびますが、清里はジャージー牛という牛がいます。
白と黒のホルスタインとは違いますが、ジャージー牛も中々かわいいですよ。
野辺山
小淵沢から佐久方面に向かうと、野辺山が見えてきます。
JRの標高最高地点である野辺山は、高原野菜の栽培が盛んです。
特に、レタス畑の広さは見事なものです。
朝採りのレタスは、根っこのところから牛乳のような白い汁がでていて、これがレタスなの?と思えるほど大きくてしっかりしています。
私は、いろんな所を旅するようになってから野菜の生産地に目がいくようになりました。
スーパーで「○○産」なんて表示を見ると、その土地の情景が広がります。
野辺山には国立天文台野辺山があって、パラボラアンテナがあります。
大自然と宇宙というつながりは不思議な気持ちにさせてくれます。
八千穂高原
小海線の八千穂から国道299号線で八ヶ岳をのぼって行くと八千穂高原があります。
八ヶ岳の寒暖の激しさが、見事な紅葉を見せてくれるところです。
いくつかの湖や池があり、自然を満喫できます。
臼田
臼田(うすだ)にもパラボラアンテナがあります。
正式名称は、臼田宇宙空間観測所。
その大きさは、ど迫力で、直径64メートル、総重量2,000トンだそうです。
はじめて見た時は、山の中の立て看板に誘われるようにクルマで山道を登っていきました。
突如現れたとてつもなく大きいパラボラアンテナに、宇宙という神秘を想像しました。
佐久平
今は、新幹線の停車駅にもなって発展が著しい佐久平(さくだいら)です。
昔から佐久と言えば、佐久鯉が有名です。
信州は、海がない為、淡水魚を食べる習慣があります。
鮒(フナ)や鯉(コイ)がスーパーでも売っています。
私も、佐久で鯉料理を食べさせてもらった事があります。
身が締まっていて、とても美味しく、楽しいひとときでした。