ウトロをあとに羅臼へ、そしてトドワラへ

湖や滝をいっぱい堪能した私は、知床半島を縦断して羅臼に向かう事にしました。

そして、この旅のもうひとつの目的地である「トドワラ」へとクルマを走らせました。

トドマツが、海水面の上昇と地面の浸食などの影響で立ち枯れの木がとても不思議な景観を醸し出しています。

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トドワラ

野付半島は、とても不思議な形をしています。

私が、その風景を見たのは、洞爺湖に住んでいた友人家族の旅行写真でした。

必ずや「トドワラ」を見たい! とかなり強烈にその時思いました。

その写真には、かなりのトドマツが立ち枯れていましたが、それから、何年もたっていたので、雰囲気はかなり変わっていました。

現在の写真を見ても、かなり浸食しており、どんどん風化していくものと思われます。

自然の凄まじさ

しかしながら、自然のすさまじさはなんとも表現しがたく、まのあたりにした「トドワラ」の景観に感慨無量でした。

念願の「トドワラ」を見たのですが、なぜか単純によろこべませんでした。

凄いものをみた時というのはこんな感じかもしれません。

そして、遂に「東のはて、根室へ」そう、東の端っこ根室半島に向かいました。

あいにくの天気で、納沙布岬からの視界は悪く、何も見えませんでした。

東の端っこへ来たという満足感にひたりながら根室市内に向かう途中、クルマの運転を誤ってしまいました。

後ろのタイヤが曲がってる!

路面に散らばっていた砂利の上を走った瞬間、クルマのコントロールが効かなくなり、両脇の歩道に乗り上げてようやくクルマはとまりました。

やはり、心どこかに緊張感がなくなっていたと思います。近くのお店屋さんにクルマを一晩とめさせていただき、ヒッチハイクで根室市内の民宿まで送っていただきました。

お店のかた、クルマに乗せて頂いたかた本当にありがとうございました。

クルマのボディーはなんともなかったのですが、なんと左の後輪(うしろのタイヤ)が曲がってしまい走れなかったのです。トホホ

このあと、どうなるのか?

私の北海道旅行はこれで終わりか?

クルマの修理はいくらかかるのか?

など、どうにもならないのが後悔をしながらなかなか眠れませんでした。

特にオトコはクルマが動かないとなれば大変な事で、それ一色になります。

きままで自由な旅なんて言ってるからこんな事になったのか?

あのカーブの進入速度が速すぎたのか?

今から思うと、クルマのダメージだけで済んで良かったと思います。

人を傷つけたりしていたらそれこそ後悔どころではすみません。

あの時の経験があるからこそ、今まで安全運転でこれたのかもしれません。

その日の夜は食欲もなく、後悔ばかりして朝をむかえました。

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