大雪山・層雲峡をあとに、再び東へと向かいました。紋別を通りオホーツク海に面したサロマ湖をめざしました。
サロマ湖はほとんど海?のような感じでしたが、夕日がきれいだったのを憶えています。
夜になり網走に到着、宿をさがしましたがなかなか見つからず、かなり悩んだ挙句、知床へ向かう事にしました。
知床半島への夜の旅
私は、ある友人から知床へ行ったら、カムイワッカの滝へ行ってこい!と言われていました。
滝の水が湯になっているらしく、ヒグマにも会うかもしれないとてもデンジャラスなところなのですが、どうしても行ってみたかったのです。
さて、網走をあとにして、夜知床までの道を走っていると、とてもかわいい動物に何度も会いました。
キタキツネです。クルマで走っていると、前を横切るのですが、渡り切ったあとに必ず振り向きます。
その姿が、とてもかわいらしく、ひいてはいけないのでゆっくり走る事にしました。何度も何度も遭遇しましたが、必ず渡り切るとこちらを振り向くのです。
それは、ひょっとしたら、同じキタキツネが何度もからかっているのではないか?いつまでたっても知床には着かないのではないか?と思わせる程でした。
ウトロのお土産物屋さんに親切にしてもらった
朝方、ウトロに到着しました。お土産物屋さんのおじさんが声をかけてくれたので、いろいろ話をききました。
すると、カムイワッカの滝は、通行止になっているとの事で、とても残念でしたが、お土産物屋さんのおじさんの勧めもあり、海から知床半島を眺める事にしました。
これは、ある意味大正解でした。クルマに疲れていた事もありますが、やはり現地の人のアドバイスは的確だなと思いました。
海から眺める知床半島はすばらしい景観
カモメが船にずっとついてきます。それもかなりの数です。ますます、さいはてを感じさせます。
知床半島は、私の想像をはるかに超えて、何か所も滝のようになっており、その森林にはさまざまな動物が生息しているであろう姿をどうどうと見せつけてくれました。
知床五湖で湖と山を眺める
陸に戻って、次に向かったのは知床五湖です。先程とは、がらりと変わり今度は山の中です。
これまた大雪山の登山の時と同じく、いろんな旅行者とすれ違いました。そんな励ましもありなんとかすべて回りました。
さて、旅をつづけているうちに、段々わたしの立ち寄る所が決まって来たように思いました。
それは、滝や湖のあるところ。「水」に惹かれるようになりました。もちろん、旅の中のスポットとしては、当たり前なのかもしれません。
しかしながら、こうして思い起こしてみると必ず「水のある風景」に感動をおぼえてきました。
そこには、なにかしらのパワーがあり私を引き寄せているのかもしれません。