竹内街道は歴史の宝庫、近つ飛鳥とよばれた太子町

日本最古の国道としての竹内街道は、大阪と奈良を行き来する道として多くの旅人が通った道です。

遣隋使などもこの道を通ったとされています。

万葉集でも知られる二上山の南麓を通り、歴史上著名な人々が眠る古墳も数多くあります。

現在は、国道166号線になっていて交通量もそれほどではなく走りやすい道路です。

スポンサーリンク
336×280

竹内街道(たけのうち街道)

竹内峠(たけのうちとうげ)

大阪から奈良へ向かう場合、ほぼ真っすぐに登っていきます。

奈良側もあまりコーナーはありません。

道の駅 近つ飛鳥の里・太子

竹内街道で、休憩するには良い場所です。

自然の中の道の駅で、のんびりできます。

磯長谷古墳群(しながだにこふんぐん)

太子町にある古墳群で、歴史上かなり有名な人の古墳があります。

大陵の谷ともよばれています。

敏達天皇陵(びたつてんのうりょう)

太子町で最初に作られた古墳で、唯一の前方後円墳です。

聖徳太子の墓

叡福寺は、聖徳太子御廟(しょうとくたいしごびょう)を守るお寺として知られています。

内部は横穴式石室で、妃と母親の三骨一廟とよばれています。

推古天皇陵(すいこてんのうりょう)

飛鳥文化を代表する女帝で、歴史上も有名な人物です。

長方墳で内部には2つの横穴式石室があったと考えられています。

推古天皇の子である竹田皇子(たけだのみこ)も一緒に埋葬されているようです。

用明天皇陵(ようめいてんのうりょう)

聖徳太子の父の古墳。方墳でかなり大きなもの。

周囲には空濠もあり、一辺100メートルに及ぶもので、空撮から見ると、巨大な真四角の森です。

孝徳天皇陵(こうとくてんのうりょう)

竹内街道歴史博物館の近くにあります。

ちいさな円墳で、うぐいすのみささぎと言われています。

以上、五つの古墳は、梅鉢御陵(うめばちごりょう)と呼ばれています。

小野妹子の墓

科長神社(しながじんじゃ)の中にあります。

二度も遣隋使として派遣され、幸運にも帰ってきた人物です。

太子町

ぶどう畑やみかんが印象的な太子町は、大阪の南河内に位置し、峠を越えれば奈良という場所です。

大阪から奈良への峠越えとしては、比較的緩やかです。

太子温泉

天然温泉で、泉質は弱アルカリ性単純温泉。

岩風呂と露天風呂があり、宿泊や宴会なども出来るようです。

「近つ飛鳥」と「遠つ飛鳥」

飛鳥には、「近つ飛鳥」と「遠つ飛鳥」があります。

太子町は「近つ飛鳥」にあたります。

梅鉢御陵(うめばちごりょう)とよばれ、聖徳太子や推古天皇、孝徳天皇、用明天皇、敏達天皇などが眠る地でもあります。

まさに聖徳太子ゆかりの地であることがわかります。

スポンサーリンク
336×280
336×280