ヤマトタケルの白鳥伝説や大型の前方後円墳に伴って倍塚などもたくさんあります。
大阪府の羽曳野市と藤井寺市にひろがる古墳群です。
古市古墳群
白鳥陵(しらとりりょう)
軽里大塚古墳(かるざとおおつかこふん)、前の山古墳とも言われる羽曳野市軽里にある前方後円墳です。
日本武尊(ヤマトタケル)の墓との言い伝えがあります。
ヤマトタケルは、三重県の能褒野大塚古墳(のぼのおおつかこふん)で葬られ、そこから飛び立った白鳥が奈良県御所市富田へ降り、さらに羽曳野市へ飛んでいったとされ、この三ケ所がヤマトタケルの陵(みささぎ)とされています。
ヤマトタケルについては、いろんなお話を読んだり聞いたりしてきましたが、「火の鳥」のヤマト編がなつかしいです。
応神天皇陵(おうじんてんのうりょう)
誉田御廟山古墳(こんだごびょうやまこふん)ともよばれる、日本で二番目に大きい前方後円墳です。
堆積で比べると仁徳天皇陵よりも大きいと言われています。
仁徳天皇の父親にあたります。
仲姫命陵古墳(なかつひめのみことりょう)
中津山古墳と言われ、藤井寺市沢田にある大きな前方後円墳です。
近鉄南大阪線の土師の里駅から南へ歩いてすぐのところにあります。
応神天皇の皇后であり、仁徳天皇の母親です。
允恭天皇陵(いんぎょうてんのうりょう)
市野山古墳(いちのやまこふん)とも言われ、藤井寺市国府にある前方後円墳です。
近鉄南大阪線の土師の里駅から北へ歩いてすぐのところにあります。
仲哀天皇陵(ちゅうあいてんのうりょう)
岡ミサンザイ古墳、恵我長野西陵という藤井寺市にある前方後円墳です。
仲哀天皇は応神天皇の父で、日本武尊の息子です。
皇后は神功皇后です。
仁賢天皇陵(にんけんてんのうりょう)
ボケ山古墳、野中ボケ山古墳、埴生坂本陵とも言われる藤井寺市の前方後円墳です。
墓山古墳(はかやまこふん)
羽曳野市白鳥にある前方後円墳ですが、応神天皇陵の陪塚であると言われています。
雄略天皇陵(ゆうりゃくてんのうりょう)
島泉丸山古墳(しまいずみまるやまこふん)と言われ、羽曳野市島泉にある円墳です。
父親は允恭天皇です。
猛々しく荒々しい性格で、残虐さも持ち合わせていたらしいです。
清寧天皇陵(せいねいてんのうりょう)
羽曳野市西浦にある前方後円墳。西浦白髪山古墳、白髪古墳ともいわれます。
雄略天皇の皇子です。
安閑天皇陵(あんかんてんのうりょう)
高屋築山古墳(たかやつきやまこふん)とも言われる、羽曳野市古市にある前方後円墳です。
継体天皇の第一皇子です。