信州を代表する観光地として知られる上高地は、さまざまな景観を楽しむ事が出来ます。
さまざまな魅力が凝縮されていて、何度訪れても飽きる事がありません。
上高地
冬は雪で閉ざされる上高地。
いつか、歩いて河童橋まで行ってみたい。
そんな気持ちにさせるのは、やはりはじめての上高地の印象がすばらしかったからだと思います。
はじめて行ったのは、ゴールデンウィークが終わった5月中旬だったと思います。
例年よりも残雪が多かったようで晴天にも恵まれすばらしい旅となりました。
朝早く河童橋の駐車場に着き、梓川や山を眺めながらその日の行動を考えました。
明神池
とにかく、上高地に行くなら明神池まで行ってこい!
と、知人から言われていたので、河童橋の賑わいをすり抜けて明神池にむかうことにしました。
明神池までは、梓川に沿って上流へ、比較的平坦な道で途中の風景も楽しめる快適な時間でした。
「マガモ」がいて、びっくりしました。置物でしか見た事のなかった鳥。
飛んで、2度びっくり。
しばらく歩いていると、今度は「おしどり」がいて、3度びっくり。
1時間弱で明神池に到着。
山はすっかり姿をあらわしてくれ、最高の天気になりました。
私に明神池を勧めた人の気持ちがよくわかりました。確かに、河童橋だけでは、もったいない。
しばし、明神池周辺で一休み。
明神岳(標高2,931m)のふもとにある明神池は、一之池と二之池があります。
穂高神社奥宮があり、確かに神様を感じる池でした。
朝靄の中の明神池をいつか見てみたいと思いました。
池の水の透明さといい、泳いでいるイワナといい、なかなか他では見ることのできない池です。
大正池
上高地の入り口とも言える場所に大正池はあります。焼岳の大噴火によって梓川がせきとめられて出来た池です。
立ち枯れの木や、焼岳を間近に見られるすばらしい景観です。
お勧めは、バスを大正池で降りてのんびり散策しながら河童橋まで歩くという方法。
美しい山と清らかな川を見ながらの時間は、あっという間だと思います。
田代池
大正池から梓川を少し上流に進むと、田代池を見る事が出来ます。
小さな池ですが、いろんな表情を見せてくれます。
是非、立ち寄ってみてください。
田代橋・穂高橋
田代池から梓川を上流に進むと田代橋・穂高橋があります。
梓川を渡ってさらに上流を歩くとウォルターウェストン碑があります。
ウェストンさんは、上高地や日本アルプスを世界に紹介したとして、たたえられています。
私は、田代橋・穂高橋からウェストン碑のあたりの景観が好きでした。
梓川の曲がった流れと山にかこまれた景観、何度行っても帰りたくないところです。
河童橋の賑わいを少し離れたところにあるウェストン碑。
ウェストンさんの昔を偲んで眺める上高地も良いと思います。