礼文島をあとにし、本土へ向かいました。北のはてのノシャップ岬から宗谷岬をまわり、私の思いは次なる端っこです。
そうです、今度は東の端っこに行ってみたい。
穏やかなオホーツクの海
オホーツクの海は、波も激しくなくのんびりとした気分でドライブ出来ました。
あまりにのんびりしていると人間は変化を求めるようになるようで、浜頓別でその日の宿を探す事になりました。
国民宿舎がありましたが満室でした。仕方なく、温泉だけを利用させていただく事にしました。
温泉からあがると、支配人さんから素泊まりならなんとかしていただけると言われ、ありがたく泊めていただく事にしました。
翌朝、早く出発した私が向かったのは、なぜか北海道の中央に位置する大雪山。端っこではありません。
大雪山には夏でも雪があった
あまりにのどかなオホーツクの海ばかりを眺めていたので、山が見たくなったと言うわけです。
層雲峡を観光し、夕方宿で温泉に入った時です。湯船の中で、年配のかたから声をかけられました。
層雲峡でのありがたい出会い
風呂あがりに一緒にラーメンどうだ?と、誘っていただき。あつかましくもごちそうしてもらいました。
そのかたは、帯広から来ておられ、いろんな話を聞かせてくださいました。
ぜひ帯広に来たら泊まりに来い!と言ってくださり、とてもうれしく思いました。
その時は、北海道の端っこにしかあまり興味がありませんでしたので、そのかたとの出会いがいろいろと考えさせられるものとなりました。
「帯広か。。。」と、頭の中でいろいろ想像しました。
大雪山の山頂付近では夏スキーをやっていた!
翌日は、大雪山に登りました。登山のように聞こえますが、ふもとからロープウェイが出ており、ロープウェイを降りてから2時間程で頂上に到着したと思います。
山から降りて来る人がみんな「こんにちわ」と声をかけてくれ、山登りっていいもんだなと思いました。
山頂付近では、8月と言うのに万年雪でスキーをしてる人たちがいてびっくりしました。
高山植物や山の上からの景色など、自然をいっぱい感じることができ大満足。
北海道の中で有数の山一番高いのが旭岳という事で、これもある意味端っこ「頂上なので上という端っこ」かもしれません。
なぜか征服感にひたり、気持ちを新たにまた東の端っこへと向かう事になりました。
旅は思いがけない景色とともに、いろんな人からのやさしさを感じる事があります。本当に今でも感謝しています。
私はますます北海道が好きになり、あまり先を急がず、長く滞在したいと思うようになりました。
このままでは、費用が大幅にオーバーしてしまう。クルマも悲鳴をあげてしまう。
しばらくは、またクルマで仮眠をとりながら目的地へと向かうのでした。