イタリアは南北に長い為、気候や風土もかなり異なるようです。
ローマとヴェネツィアでは気温も違いましたし、同じ国でもかなり印象は異なります。
かつて、歴史的にもヴェネツィアは幾度もの困難を乗り越え、今の景観を維持してきました。
しかし、ヴェネツィアの地盤沈下とは別に、浸水は大変深刻なようです。
水の都ヴェネツィア
サンマルコ広場は海抜が低い
ヴェネツィアに訪れた人は、サンマルコ広場を見ると思いますが、サンマルコ広場はヴェネツィアの中でも低い位置にある為、浸水する率が高いと言われています。
私が訪れた、何年も前でさえ、浸水した時の為の橋のようなものが置かれていました。
アクア・アルタ
潮位が高くなることで、異常潮位現象といわれてきました。
潮の満ち引き、季節風の影響などで冬に起きる事が多かったようです。
その中でも、サン・マルコ広場は海抜80センチで最も低く、最も影響を受けやすいようです。
もちろん、地球温暖化の影響もあり、近年では浸水がたびたび起こっています。
サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂
とても美しい外観で、ヴェネツィアを訪れた人の中にも「お気に入りの聖堂」と思ってる人が多いと思います。
サルーテと呼ばれる聖堂は、八角形でイストリア石やマルモリーノが使用されているため誰の目にも驚きを与えます。
リアルト橋
ヴェネツィアを代表する白く美しい橋で、カナル・グランデ(ヴェネツィアの中止部をS字型に流れる最も大きい運河)に架かっています。
サン・マルコ地区とサン・ポーロ地区を結んでいます。
ヴァポレット(水上バス)や水上タクシーが通る光景が目に浮かびます。
アントニオ・ダ・ポンテの作品で、一般公募から選ばれました。
サン・ジョルジョ・マッジョーレ島
ヴェネツィアの本島から水上バス(ヴァポレット)で、気軽に行けます。
さすが、水上の交通が発達しているので驚きです。
島のほとんどが教会になっていますので、まるで海に浮かぶ教会のようです。
鐘楼へはエレベーターで登ることができ、そこからの景観は必見です。
対岸のサンマルコ広場やヴェニツィアの街並みが見渡せる絶景が広がります。
イカスミのパスタ
ヴェネツィアに来たからには、イカスミのパスタを食べないといけません。
レストランに入る前に確認し、いざ「イカスミ」なるものを注文し待っていました。
とっても美味しかったのです。
日本へ帰ってから、何度か食べてみたのですが、ヴェネツィアのイカスミのパスタのように美味しくありません。
このような経験はみなさんもあると思いますが、まさに「旅ならでは」ですね。