今や、見かける事のなくなったジュークボックス。
飲食店や洋服屋さん、ゲームセンターなど、いろんな所にジュークボックスがありました。
一曲いくらだったかなぁ~? なんか、3曲だと安かったような気がします。
ジュークボックスの機械を見ているのも楽しいものでした。
選んだ曲のシングルレコードを機械が探して、ターンテーブルにセットしてレコード針から音楽が流れて来るのです。
スピーカーは、ジュークボックスの下の部分にあって、本当によく考えられた機械でした。
ヒット曲は、みんなが選ぶので何度も同じ曲を聴く事もありました。
ステレオなんて夢のまた夢
もはや、「ステレオ」と聞いて連想するのは「モノラル」と「ステレオ」の意味かもしれません。
もちろん、それは正しいのですが、むかしはステレオと言えば、レコードをかける機械であり、とても高級品でした。
ですから、ジュークボックスで好きな音楽を聴けるのが楽しくて、誰も使ってない時は、曲を見るだけでもワクワクしました。
特に、洋楽はあこがれで小学生のくせに英語などの外国語が好きでした。
「ナオミの夢」ヘドバとダビデ
なんじゃそりゃ~!と当時思いましたが、これが一度聞くと病みつきというような曲でした。
しかも、私は「ヘブライ語」ヴァージョンが好きになってしまい、結局レコードを買いました。
独特の発音とメローディーの魅力、時々叩かれるティンパニのような音がおもしろかったのをおぼえています。
「ナオミの夢」は、第1回東京国際歌謡音楽祭(世界歌謡祭)に出場しグランプリを受賞しています。
ヘドバとダビデは、イスラエルの男女コンビで「ナオミの夢」は日本語ヴァージョンが爆発的にヒットしました。
「恋のフィーリング」カプリコーン
第3回世界歌謡祭でグランプリを受賞。
のびやかな歌声が、とても爽やかな印象で日本で大ヒットしました。
「ハローリバプール」などのヒット曲をもったイギリスのグループでした。
「I think I love you」パートリッジファミリー
「悲しき初恋」という邦題の曲で、大ヒットしました。
テレビドラマも人気があり、のちにソロとして人気を得たデヴィッド・キャシディは、日本でも有名になりました。
母親役のシャーリー・ジョーンズや、長女役のスーザン・ディはじめみんなすばらしい演技で楽しいドラマでした。
「サイモンセッズ」1910フルーツガムカンパニー
とても長いグループ名が特徴の、軽快なリズムのきょくでした。
「ナインティーンテン・フルーツガム・カンパニー」というグループ名でしたが、当時は長いグループ名も流行していました。