山にはどんな動物がいるのでしょう?いろんな動物が生息している中で、ほんとうは、森の中から私たちを見ているかもしれません。
彼らは、ずっと昔から山や森に住んでいて、自然と共に生きてきました。
ですから、私たちが森の中で彼らに会う時は、彼らに敬意を払い決して驚かしてはいけないのです。
ニホンカモシカはとてもかわいい
私が一番びっくりした動物は、信州で遭遇したニホンカモシカでした。
秋の終わりの頃、まるまるとしてふさふさとした毛皮につつまれていました。
一瞬、クマかと目をうたがうほどで、崖の上に立ちじっとこちらを見ていました。
ニホンカモシカに怯える息子
小さかった息子がおびえながら
「とうちゃんなんかおる、食べられる」と言いました。
私は、「あれは、ニホンカモシカ、おとなしいから大丈夫」と説明すると、急に安心した様子、子供の心境の変化は凄いなと思いました。
ニホンカモシカは、テレビや図鑑で見た事はありました。
ウシ科の動物で特別天然記念物。
しかしながら、目の前で見たのは初めてで、しかもかなりの至近距離。
もちろん私もびっくりしていました。
それからは、幾度かニホンカモシカを見かけることがありました。
なかなかひょうきんなルックスに好感をもつようになりました。
たいていの場合、こちらをじっと見てから森の中へと消えていきます。
野生の鹿に注意
さて、クルマで夜走っていると、鹿の群れに出くわす事があります。
年々増えているとの事ですが、みなさんはどのような印象をお持ちですか?
大群で団体様の時もありましたが、道路をクルマで通してもらうには、時間がかかる場合もありました。
出くわす場所というのが、大抵決まっていました。
いわゆるけもの道とよばれるところかもしれません。
ですから我々は、けもの道を分断してクルマの道を作った事になります。
ツキノワグマ
そして最近ニュースで報道されてるのが、クマです。
山のえさがなくなって、食べ物に困っていろんな動物が里へと降りてくる。
という説とおいしそうなものを求めて人間の集落に近づく説。
クマの場合はゴミの収集庫に出没する例も多く、雑食性の動物の為、彼らにとっても食べたことのない美味しい食べ物に魅力があるのかもしれません。
フクロウもひょうきん
他にめずらしいものと言えば、ふくろうを見た事があります。道路に降りてきました。
びっくりしてクルマを止めると、その顔が180度ぐる~っと回り、しばらくしてまた飛んでいってしまいました。
昔から、ふくろうの置物を集めていたので感激しました。夜行性なのにその時は真昼間だったような気がします。
自然が教えてくれるもの
大自然に訪れると、いろんな動物達に出会える事があります。
人間の存在や温暖化による生態系の変化に対し複雑な気持ちになる事がしばしばです。
ですが、山の中で動物に出会う機会も自然が与えてくれるすばらしさだと思っています。