アウトバーンのマナーの良さに感激し、考えさせられた事

アウトバーンと言えば、ドイツの高速道路であり速度無制限で知られています。

いったいどういう仕組み?なのかとずっと不思議に思っていました。

オランダのアムステルダムでクルマを借り、ドイツのケルンに向かいました。

オランダの高速道路は、とてもスムーズに走る事が出来、幸先のよいスタートになりました。

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アウトバーン

ドイツのアウトバーンは、地図で見ると凄まじい程、張り巡らされていて、当時の日本の高速道路とは、全く違うものでした。

そう言った意味では、ヨーロッパ全土には高速道路が張り巡らされていると言ったほうが良いかもしれません。

オランダからドイツへのパスポートコントロールもスムーズで、そのままアウトバーンにという、なんともあっけないものでした。

速度無制限とは言ううものの、制限速度を設けている区間もあり、また動物のマークが有って注意喚起しているところもありました。

追い抜き・追い越し

日本でも、最近ではドライバーのマナーもかなり良くなってきたと思います。

しかし、ドイツの交通マナーは格段に上で、世界のトップレベルだと思いました。

走行車線と追い越し車線は、必ず守られていて、走行車線から追い抜くことはありませんし、ジグザグ運転なんてのは皆無でした。

追い越し車線をふさぐクルマもありませんし、あくまでも「追い越し車線は追い越す為の車線」といった考え方が徹底されていました。

それは、そのルールを守らないと危険だからで、そこには追い越す方も追い越される方にもマナーが徹底されているからです。

クルマの車格は関係ない

スピードを出して急いでるクルマには道を譲る。

私は、そんな風に受け止めました。

当たり前の事ですが、当時の日本では守られておらず、考えさせられました。

追い越すクルマがどんなクルマであっても、速いクルマには道を譲ってくれます。

スピードを感じない

アウトバーンは、スピードを出してもあまり実感がありませんでした。

それは、アウトバーンのひとつの車線の幅が広いからだと聞きました。

もちろん、急なカーブなどもありませんし、路面状況も良かったと思います。

段々わかってきたこと

ドライバーは、あまりブレーキを踏みません。

当時は、マニュアルミッションが多かったせいかもありますが、やはりクルマ大国なので、運転も上手なのだと思います。

日本では、やたらとブレーキを踏む為に「自然渋滞」のような現象が起きます。

ブレーキを踏まない事や追い越し車線を譲る事、さまざまな運転マナーの上に成り立つ「速度無制限」なのだと思いました。

そして、人間の心理として「速度に制限がない」と思えば、「無意味なスピード」は出さないように思います。

もちろん、クルマの足回りの整備も気を使うでしょう。

アウトバーンを走るドライバーには、相手への思いやりを感じました。

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