夜の駅は、なぜか雰囲気があってこれからはじまる旅の予感?にはピッタリです。
夜行列車でバルセロナに行く事にし、駅の周辺で夕食をとりマドリード最後の夜を楽しんでいました。
前回のタルゴにつづいて、2回目の夜行列車の旅でしたが、今回は友人と一緒だった為、かなり楽しい夜でした。
バルセロナのサンツ駅へ到着
翌朝、バルセロナのサンツ駅に到着した私達は、またレンタカーを借りました。
市内観光をしている途中にバルがあったので、入ってみました。
ちょっぴりビリージョエルに似た店主に、ちょっぴり恐そうな奥さんの二人でやっているお店でした。
日本に興味があるのか、陽気なマスーターから話かけてきました。
それ以来、一日に一回はそのマスターのバルに行きすっかり日課になりました。
あるとき、マスターが夜のバルセロナを案内してやると言うので、私と友人2人合計4人で出かけました。
モンジュイックの丘
最初に連れてってもらったのは、モンジュイックの丘でした。
バルのマスターは、どうやら夜景のきれいな場所を案内してくれるという事だったみたいです。
モンジュイックの丘からの眺めは、その時のヨーロッパ旅行で感動した夜景の中では一番です。
月あかりに照らされる海が見えて、海岸には船の夜景、鉄道や市街地の夜景と、言葉では言い表せない程のすばらしさでした。
夜景を見ながら、マスターが「バルセロナで一番の店にする」と言っていたのを今でも覚えています。
タブラオ、情熱のフラメンコ
友人2人は、旅慣れていたので夜のヨーロッパもへっちゃらでした。
夕食後、タクシーに乗り込み運転手さんにフラメンコを見たいので連れてってくれと交渉しました。
彼らは、スペイン南部で見たフラメンコが忘れられない様子でした。
タクシーを降りると、地下に降りて行く階段でのっけから雰囲気抜群です。
不思議なもので、やはりその空間にいると世界が変わるようで、どんどんフラメンコの魅力に引き込まれて行きました。
私は、楽器が好きで、高校時代は、特にギターに狂ってたのですが、フラメンコの演奏者はリッチーブラックモアに似たギタリストでした。
今でも不思議なのは、パルマと呼ばれる巧みなフラメンコの手拍子です。
フラメンコは夜中になり、どんどん活況となりました。
小さなステージでは所せましと踊り、歌い、演奏が繰り広げられてゆきます。
こちらも、どんどん独特のリズムに身体が共感し、すべてが終わったのは夜中の3時を過ぎていました。
ホテルに戻り、友人が水を飲みたいとフロントに言いに行き、三人で「アクア シン ガス」を飲みました。
翌日?は、昼過ぎまで寝ていたのは言うまでもありません。