アランフェス、音楽が風景と重なる美しい街

スペインを旅する人なら、「アランフェス協奏曲」はおそらく聞いた事があるのではないでしょうか?

郷愁を感じさせるそのメロディーは、タホ川の流れを感じさせます。

「情熱と太陽の国スペイン」のイメージとはまた違った、この「アランフェス協奏曲」の流れは、人々のこころをとらえて離しません。

美しいアランフェスは、スペインのマドリードからも近く、「アランフェスの文化的景観」として世界遺産にも登録されています。

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アランフェス協奏曲で知られる街

ホアキン・ロドリーゴ

「アランフェス協奏曲」は、ホアキン・ロドリーゴが1939年に作曲したギター協奏曲で、特に第二楽章は日本でもよく知られるようになりました。

ホアキン・ロドリーゴは幼い頃に失明したにもかかわらず、このような大作を世に残しています。

その他にも、数々の楽曲を残しているのには感嘆します。

特に、ギターのための曲を多く残しています。

また、アランフェス協奏曲はクラシック以外の音楽家からも愛されています。

アランフェス王宮

18世紀フェルナンド6世の時代に完成した王宮は、その後カルロス3世によって拡張されました。

また、王子の庭園と農夫の家はカルロス4世時代に完成されました。

庭園は、正面に「パルテレ庭園=フランス式庭園」、東側に「王子の庭園=イギリス式庭園」、北側に「島の庭園=フランス式庭園」があります。

もちろん、噴水や彫像もあり、タホ川の流れとともに、すばらしい景観となっています。

タホ川は、このあとトレドへと流れ、イベリア半島を西へと流れていきます。

そして、ポルトガルの地を経て大西洋にそそがれます。

ナルシソ・イエペス

昔、なにかの雑誌で見たギターが強烈に頭に残っています。

変わった名前の人だな?いったい何弦あるのだろう?

などと、不思議に思いました。

それ以来、ナルシソ・イエペスと言えば=10弦ギターというイメージがこびりついています。

クラシックギターなので、ネックも幅広くエレキギターやフォークギターの12弦ギターよりもインパクトがありました。

スペインを代表するギタリストで、哀愁を帯びたクラシックギターの音色は日本でも有名になりました。

「アランフェス協奏曲」や「禁じられた遊び」、「アルハンブラの思い出」など名曲の演奏を聴きながら、ヨーロッパを旅してみてください。

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