ローマの事を思い出してるうちに、映画「天使と悪魔」をまた観たくなりました。
ローマを舞台とした、とても迫力のあるものでした。
観光で訪れた場所がたくさん出てきましたが、見応えがありいつの日かまたローマに行ってみたくなりました。
映画を観ながらも、いろんなシーンでどのようにして撮影されたのかなどと考えてしまい、一度見ただけでは物足りませんでした。
ローマの建造物と彫刻の美しさ
パンテオン
手前にオベリスクがあり、ラファエロやローマ皇帝エマヌエーレ2世の墓があるローマ最古のカトリック教会堂です。
一度焼失していますが、ローマ皇帝ハドリアヌスによって再建されています。
中に入ると、オルクスと呼ばれる光を取り入れる大きな丸い天窓があります。
ローマには、あらゆる建造物が往時を思わせるまま残っており、その歴史の深さに驚嘆します。
現在までこのようなかたちで残っている事は、まさに奇跡だと思いました。
サンタンジェロ城
テヴェレ川にかかるサンタンジェロ橋を渡ると、不思議な形をしたサンタンジェロ城がそびえたっています。
ヴァチカンへの秘密の通路があると言われていて、興味をそそります。
ローマ帝国の皇帝ハドリアヌスが自らの墓として作ったものですが、その後要塞として使われたり、牢獄や避難所として使われたりもしました。
橋にはナヴォーナ広場の「四大河の泉」で有名なベルニーニ作の天使の像もあります。
サンタ・マリア・デッラ・ヴィットリア教会
コルナロ礼拝堂にはベルニーニ作の「聖テレジアの法悦」がある事で有名な教会です。
聖テレジアは、天使のもつ金の矢によって心臓を貫かれたという法悦体験をテーマにしているそうです。
聖テレジアの衣服はなんとも美しく、まるで布のようでとても彫刻とは思えません。
「ベルニーニはローマのために生まれ、ローマはベルニーニのためにつくられた」とまで言われたのが納得できます。
サンタ・マリア・デッラ・ポポロ教会
その昔、ローマの入り口と言われたポポロ門。
そのポポロ門の側にある教会ですが、外観はあまり目立ちません。
中には8つの礼拝堂があって、圧巻はなんといってもラファエロが設計した「キージ家の礼拝堂」で、後にベルニーニが修復しました。
ベルニーニが手掛けた「ハバククと天使」などすばらしい彫刻が印象的です。
ポポロ広場には、このほかラムセス2世のオベリスクや噴水、双子教会(サンタ・マリア・イン・モンテサント教会とサンタ・マリア・ディ・ミラーコリ教会)などがあります。