パリからスペインのマドリードまで一人だった私は、無事プラド美術館前のベラスケス像の前で、友人達と合流することが出来ました。
スペインの南エリアを旅していた2人との気ままな旅が始まりました。
情熱と太陽の国スペインは、太陽の日差しが今までとは違い、ヨーロッパの南へ来た事を実感させてくれました。
トレドは一日ではもったいない
タホ川が流れるとトレドは、古城の景観がみごとで世界遺産にも登録されています。
石畳の古い町並みを歩いていると、まさに中世にタイムスリップしたかのようです。
現代にまでこのかたちが残されたのは、とても凄いことであると同時に後世にも受け継いでいかなければなりません。
プラド美術館でもすばらしい作品を見ることの出来るエル・グレコがトレドに定住していたことでも知られています。
是非、次回は夜のトレドも訪れてみたいですし、アランフェスも行ってみたいと思いました。
トレド大聖堂
スペインゴシック様式の最高傑作とも言われる大聖堂で、スペインでは一番の大きさです。
高さ30メートルの主祭壇がすばらしく、キリストの生涯を表現されるスケールの大きさに感動します。
その裏側にあるのがバロック時代の傑作と言われるトランスパレンテです。
大理石のバロック調の彫刻群があり外からの光が差し込むと見事です。
サンタ・クルス美術館
もともとは病院だったものを美術館として使っているそうです。
中庭があり、取り囲む回廊が美しいです。
プラド美術館の姉妹美術館で、エル・グレコの他ゴヤなどの作品を見る事が出来ます。
サンマルティン橋
タホ川に掛るサンマルティン橋は、トレド西側に位置し、そのかたちと石の橋が川と合わさり素敵な景観をうみだしています。
タホ川はポルトガルを経由して大西洋に流れるという説明を聞き、なぜか不思議な気持ちでした。
日本は島国なので、すべてが日本の地から海へ流れます。
スペインも海に面している地がありますが、タホ川のように他の国を経由する川がある事をおぼえておきます。
ちなみに、タホ川はポルトガルでは「ティージョ」という名前に変わるそうです。
やはり、不思議です。
トレドの街並み
細い道を歩き、石畳の階段をのぼる。
まるで中世へタイムスリップしたかのようです。
ヨーロッパはどこへ行っても同じような気持ちになりますが、その中でもトレド別格だと思いました。
マサパン
トレドのお菓子として有名なのが「マサパン」です。
スペインを旅していた時、桜の花かと思ってたら、アーモンドだと言われた事があります。
その昔、修道院で作られていたという伝統的なお菓子です。