旅によって人生が変わることもあると思います。まさに私がその一人です。
学生時代に経験した旅行がその後の人生を変えていったと思っています。
きままな旅をはじめたのはその頃で、それ以来あまり予定をたてずにその時その場所を楽しむ事にしています。
旅の思い出
みなさんは旅行について良い思い出がありますか?最悪な思い出も月日が経つと良い思い出になったりするものです。
幼いころに連れていってもらったものや、遠足・修学旅行など。
私は、小さい頃からスケジュールが決まっているのが旅行だと思っていたのであまり楽しいものではありませんでした。
気ままで自由な旅
学生時代、実家が北海道!という友人がいました。その頃の私は、あまり旅行というものに関心がなかったので、特に北海道の話題には触れませんでした。
ある授業を一緒に受けてた時、「夏休み実家に帰ろうと思うんだけど、一緒に来ない?」と友達が言いました。
え?と、私は彼が言ってる意味がわかりませんでした。彼が言うには、道中?が長いのでひとりではツライ、一緒に北海道へ帰ってもらえると楽しいだろうと。
いやいや、そうは言っても、どのくらいの費用になるかわかりませんし、滞在費も検討がつきません。
友達は言いました。一番安いのはフェリーで、その次は列車。
行き帰りの交通費さえ用意すれば、あとは彼の実家に寝泊まりさせていただけるとの事。
私にとってはそんな旅行はした事がなかったので、うれしいようなこの申し出に便乗してもよいのやらかなり悩みました。
さんざん悩んだ挙句、せっかくの彼の申し出を断るのも申し訳なく二人で北海道へ旅立つ事にしました。
船旅の良さ
学生二人での道中?ということもあり相談した結果、フェリーの二等寝台に決定。一路北海道の小樽へ目指す事になりました。
フェリーは夜出航の為、私としては不安と期待でいっぱいでしたが、疲れていたせいかその夜は眠れました。
そして翌日、あたりまえの事ですが、何も見えないひたすら水平線という360度の景色を体感するのです。
翌日には北海道に足を踏み入れれると思うと、ワクワク・ドキドキではしゃいでいたように思います。
小樽到着の日の早朝は、早くから目が覚めていたので、段々あたりが明るくなるのを待ちわびていました。
そしてフェリーが岸壁についた時には、とても感動したのを憶えています。
小樽から札幌へと向かい、藻岩山に登って、そのあと友達のご両親がクルマで迎えに来てくださいました。
中山峠を通過し、友人の実家のある洞爺湖畔へ向かうのでした。