アルハンブラ宮殿は、水と芸術の魔法を見ているようだ

地中海に面したアンダルシア、その中のグラナダには世界中の人に知られるアルハンブラ宮殿があります。

そこでは、イスラムの建築の中でも最高とよばれる「感動」を見る事が出来ます。

王が外国の使節と会見する時に使われていた大使の間や、ニ姉妹の間など、技術の結晶としかいい現わせません。

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アルハンブラ宮殿

城塞都市のアルハンブラ宮殿には、ナスル朝時代に建築された王宮や庭園などがあり世界中から人が訪れます。

アラヤネスの中庭

「水鏡の技法」と言われる、アルハンブラ宮殿を代表する中庭です。

ここにも、アルハンブラの水の魔法があらわされています。

現在では、夏の音楽祭の会場のひとつになっているそうです。

鍾乳石飾りの天井

2姉妹の間は、八角形の天井が美しく天窓からの光を受けて輝きます。

ムカルナスという鍾乳石飾りは、とても細かく人間業とは思えません。

アルハンブラには、いろいろな場所でタイルが美しく飾られていますが、その技術も、完成に費やした時間もはかりしれないものがあります。

ライオンの噴水

水と芸術をみごとに表現したアルハンブラ宮殿の中で、少し心休まる空間ではないでしょうか?

ヘネラリーフェ

王族の別荘として、1319年に建てられました。

美しい庭園で知られ、アルハンブラ宮殿の東にある離宮です。

アセキアの中庭は、いろんな花を楽しむことができる癒しの庭です。

ここにも、水があたえてくれる安らぎのある庭があります。

アルカサバ

アルハンブラ宮殿のなかでは最も古い建造物で、「赤い城」とよばれていたそうです。

軍事要塞として建築されたもので、丘の西側に立ちアルバイシンの丘が見渡せます。

アルカサバには、「ベラの塔」があり、そこからはアルハンブラの宮殿やシエラ・ネバダ山脈をも見渡せる、すばらしい景色を眺めることが出来ます。

カルロス5世宮殿

カルロスⅠ世(神聖ローマ帝国カール5世)の時代に建てられましたが、王が亡くなるまでに完成しなかった為、未完成のままの宮殿です。

円形の中庭で、1階はドーリス式で2階がイオニア式になっています。

設計はペドロ・マチューカのものです。

スペインにあるイタリア様式建築の最高傑作と言われています。

現在、1階はスペイン・イスラム美術館、2階は県立美術館になっています。

夏には、グラナダ国際音楽舞踏祭が開催されています。

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