音楽のすばらしさは、一瞬でなつかしい頃にいざなってくれる事。
特に、風景が思い浮かぶような曲ともなれば、一生その曲や風景から離れる事は出来ません。
それは、むしろ幸せなことであり、そういう思い出がある曲や風景は財産です。
アランフェス協奏曲とスペイン
哀愁のスペイン
ホアキン・ロドリーゴ作曲の「アランフェス協奏曲第二楽章」は、クラシックはもちろんですがジャズやポピュラー、TVのスペイン特集など色々なシーンで聞くことが出来ます。
そういったいろいろなアレンジを聞くと、原曲とはまた違った表現があり興味深く聞いています。
マイルス・デイビスとギル・エヴァンス
マイルス・デイビスのスケッチ・オブ・スペインは、有名なアレンジャーのギル・エヴァンスと共に制作されました。
ここでもアランフェス協奏曲の第二楽章が使われています。
フラメンコのクラリネットからはじまり、やわらかな演奏ではじまります。
私がはじめてマイルス・デイビスを知ったのは、小さい頃に何かのCMで見た時でした。
その眼光鋭いまなざしで、インパクト抜群その日以来私の脳裏にインプットされました。
ジム・ホールとチェット・ベイカー
おそらく、はじめて買ったジャズのレコードだと思います。
ギターが好きな私の為にと、選んで頂いたのを思い出します。
歳をとるにつれ、良さがわかったアルバムでした。
チック・コリアのスペイン
現在も健在で、活躍中のチック・コリア「スペイン」です。
この曲は、アランフェス協奏曲第二楽章からはじまりますが、そのあと独特の曲調に変わります。
ラテンを感じさせるメロディーやリズム、もう言う事なし!100点満点です。
いろんなミュージシャンがこのチックコリアのスペインを演奏しているのでどこかで聞いた事があるかもしれませんね。
アル・ジャロウのスペインの歌詞
原曲には歌詞はありませんが、アル・ジャロウのヴォーカル・テクニックを持ってすれば、違和感なくすばらしい楽曲になります。
一度ライブを見たことがありますが、凄まじいヴォーカルで、とてもパーカッシブなものでした。
AORでも活躍していたアル・ジャロウのご冥福をお祈りいたします。
スティービー・ワンダーの「スペイン」
キーボードからはじまり、スティービーワンダーがハーモニカでメロディーを吹いてました。
ハーモニカでの演奏は、とても難しいように思いますが、凄いです。
グラミー賞を受賞した頃にスティービィー・ワンダーを知りましたが、その後もめざましい活躍ぶりで、ジャンルを超えた人気があります。